【カクテル手帳】ワイン・シャンパン・ビールベース >
キールロワイヤル


"「キール」の白ワインをシャンパンに替えると、何とも贅沢な一杯に。ロワイヤルはフランス語で、英語にするとロイヤル、すなわち「王家の」「高貴な」といった意味だ。シャンパンの代わりにスパークリングワインを使ってもよいとされるが、ロワイヤルの名にふさわしいのはやはりシャンパンだろう。
山田詠美氏の小説『A2Z』に、主人公の夏美が浮気中の夫とレストランで食前酒を飲む場面がある。「シャンペンに溶けた木いちごの香りが鼻をくすぐった」という一文で、ここで飲んでいるのがキール・ロワイヤルのカシスをフランボワーズに替えた、「キール・アンペリアル」であることがわかる。
"
![]() | 東京書籍 (著:上田 和男) 「カクテル手帳」 JLogosID : 8539027 |