【カクテル手帳】ワイン・シャンパン・ビールベース >
キール


"ワインの産地として知られるフランス・ブルゴーニュ地方。そのディジョン市の市長だったフェニックス・キール氏によって1945年頃に考案されたという。レシピはもっと以前からあり、キール氏が市のレセプション等で必ず振る舞ったことから氏の名前で広まったとも言われるが、いずれにしても、白ワインにカシス(黒すぐり)の風味がよく合う、上品な味わいの傑作品だ。カシスの代わりにフランボワーズやピーチ、ブラックベリーなどのリキュールで作っても美味しい。
なお、本場ブルゴーニュではキールに使う白ワインはアリゴテ種と決まっており、他のワインを使用した場合には「ヴァン・ブラン・カシス」と呼ぶそうだ。
"
![]() | 東京書籍 (著:上田 和男) 「カクテル手帳」 JLogosID : 8539026 |