【カクテル手帳】ジンベース >

ギブソン

"処方は「マティーニ」と同じだが、デコレーションはオリーブではなくパールオニオン。そしてジンの分量がより多く、より辛口に仕上がっている。澄んだ無色透明のグラスの底に、真珠のように沈むオニオンが美しく、洗練された美女を思わせる佇まい。好みに応じて、レモンピールしてもよい。

誕生の由来は諸説あるが、19世紀末のアメリカの画家、チャールズ・ダナ・ギブソンにちなむとするものが多い。NYのプレイヤーズクラブで愛飲した、氏の描く女性たち“ギブソンガール”をイメージした、氏は実はアルコールに弱いので水を入れたカクテルグラスにオニオンを沈めて酒に見せかけた、などが有名。
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東京書籍 (著:上田 和男) 「カクテル手帳」 JLogosID : 8538941