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知覧茶
【ちらんちゃ】


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近年、品評会などで常に高評価を得ている知覧茶は、鹿児島県薩摩半島南部の南九州市知覧町が産地です。
もともと南九州は、温暖で日照条件にも恵まれ、桜島の火山灰により土壌は肥沃という、茶栽培には最適の地です。なかでも知覧町は、北部に山々を背負い、冷涼で霧が深く、空気が澄み、昼夜の気温差も大きい、まさに絶好の栽培地といえます。
同産地の茶は、若芽のうちに摘まれるため、若草のような爽やかな香りがあり、後味が見事なまでにすっきりとしています。4月上旬より日本一早く新茶の出荷がはじまります。
![]() | 東京書籍 (著:作山 若子/日本ティーコンシェルジュ協会) 「喫茶手帳」 JLogosID : 8504064 |