【すし手帳】えび・かに >
しまえび
						
 
						
						標準和名は、頭の先端に突き出た角(額角)の上下両方にたくさんの棘があり、体色が赤いことから。体側に紅白の縦縞が走るため「しまえび」と呼ばれることが多い。日本海沿岸で、同じ科のホッコクアカエビやトヤマエビと一緒に漁獲されるが、量は少ない。満3歳までは雄、のち雌に性転換するのも仲間の2種とよく似ている。
ちんまりと清楚な握り姿(写真は富山産)は、ワインレッドの尾、透明な黄褐色の卵が愛らしく、ぽつんと点る灯りのような温もりを感じさせる。食感はさくっと小気味よく、かすかに甘くひなびた味わいがどこか懐かしい。 
						
|  | 東京書籍 (著:坂本一男) 「すし手帳」 JLogosID : 8003060 | 


 
	

















