MENU
    全辞書一括検索 by JLogos

すし手帳白身など >

きす(昆布〆)

きす(昆布〆)

透明な飴色に輝くスリムな魚体、つぶらな瞳、愛らしいおちょぼ口見た目からも想像されるとおり、身は淡泊でくせがまったくなく、天ぷらやフライ、刺身などさまざまに調理されて、老若を問わず好まれている。
湾内の浅瀬に高い脚立を立ててまたがり、朝早くからのんびりとアオギス釣りの糸をたれるたくさんの釣り人の姿は、江戸末期から明治にかけて江戸湾(東京湾)の初夏の風物詩だった。高い脚立を使ったのは、小さな波の音にも逃げ出すほど、アオギスは音に敏感で臆病な魚だからという。東京湾のアオギスはほとんど絶滅してしまったものの、シロギスは現在でも砂浜からの投げ釣り、遊漁船や小舟での一本釣りなど、釣りやすい魚として大いに気がある
上品にして純な江戸前の美形魚
すしダネとして古典的江戸前ダネの一つ。生のままではなく、昆布〆や酢〆でいただくのが一般的だ。
写真(東京湾産)はどちらも半身を握り、歯切れをよくするために包丁を入れてある。昆布〆はかすかな塩味に混じる甘さがいかにも品がよく、酢〆はほろほろとこぼれるような純な味がすばらしい




東京書籍 (著:坂本一男)
「すし手帳」
JLogosID : 8003010

この辞典の個別アプリ

すし手帳
すし通必携。 94貫収録。 1貫1貫を丁寧に撮影した握りの写真、素材の魚についての解説・薀蓄など、すし通のための完璧なデータがつまったアプリ。

【辞典内Top3】 あおやぎ  しまえび  新いか  
【関連コンテンツ】

関連辞書

焼肉手帳 日本酒手帳 焼酎手帳 ワイン手帳 カクテル手帳 洋酒手帳 喫茶手帳 

関連書籍

 東京書籍「すし手帳」

出版社:東京書籍[link]
編集:坂本一男
価格:1,512
収録数:90貫
サイズ:15.8x9x0.8cm(-)
発売日:2008年8月
ISBN:978-4487802371

JLogosPREMIUM(100冊100万円分以上の辞書・辞典使い放題/広告表示無し)は各キャリア公式サイトから

             × 閉じる

収録辞書全リスト