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暦の雑学事典5章 季語と年中行事の雑学 > 五月

卯の花腐し
【うのはなくたし】

 卯の花を腐らせるような長雨のことをいう。旧暦四月を卯月というが、卯の花が咲くのは、五月下旬から七月にかけてであり、卯の花腐しの雨は旧暦四月の雨ではない。歳時記では春雨と梅雨の中間の長雨と説明している。同様に卯浪というのも、卯月の波ではなく、風によって立つ白い波頭を卯の花にみたてたものだ。
 卯の花とはユキノシタ科の落葉低木ウツギ(空木)の花のことである卯の花の咲く頃の曇り空を「卯の花曇り」という。卯の花のまばゆいばかりの白さが際立つのは、晴天よりも曇天や雨の日である




日本実業出版社 (著:吉岡 安之)
「暦の雑学事典」
JLogosID : 5040136


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出版社:日本実業出版社[link]
編集:吉岡 安之
価格:1,404
収録数:198
サイズ:18x13x1.8cm(-)
発売日:1999年12月
ISBN:978-4534030214

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