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暦の雑学事典5章 季語と年中行事の雑学 > 如月

涅槃西風
【ねはんにし】

 「願はくば花の下にて春死なむ そのきさらぎの望月のころ」。桜をこよなく愛した西行法師の歌である。そのきさらぎの望月のころとは、釈尊が涅槃に入ったといわれる旧暦二月一五日のことである。この日、仏教寺院では涅槃会が営まれ、この頃に吹いてくる穏やかな西風を涅槃西風という。春の彼岸に近いので彼岸西風ともいう。




日本実業出版社 (著:吉岡 安之)
「暦の雑学事典」
JLogosID : 5040108


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出版社:日本実業出版社[link]
編集:吉岡 安之
価格:1,404
収録数:198
サイズ:18x13x1.8cm(-)
発売日:1999年12月
ISBN:978-4534030214

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