鮎ずし
【あゆずし】
香魚の呼び名にふさわしい、球磨川の新鮮アユの姿ずし
九州山地の深山に囲まれ、急流で知られる球磨川流域に広がる城下町・人吉。一番の名物は天然アユ。それを生かした駅弁の鮎ずしもよく知られ、昭和30年代の発売以来、変わらぬ人気を誇っている。
青笹にぴちぴちのアユをプリントした掛け紙をほどくと、竹を模した容器にアユの姿締めが銀鼠色に輝く。ほどよく酢締めにした半身2枚を使い、昆布ダシで炊いた酢飯ともよく合って、シンプルながら味わい深い。球磨川の藻を食べて育った天然アユは香り高く、急流で揉まれて身がよく引き締まっている。アユの季節と言えば初夏から秋にかけてだが、この鮎ずしは一年中味わえる。名物球磨焼酎の、酒の肴としても秀逸だ。
【問い合わせ先】
人吉駅弁やまぐち(ひとよしえきべんやまぐち)
電話:0966-22-5235
住所:熊本県人吉市中青井町300
【買える場所】
人吉駅(構内売店、ホーム立ち売り=特急・観光列車停車時のみ)、人吉駅前の人吉駅弁やまぐち本店/通年販売
価格:900円(最新価格はご確認ください)
| 東京書籍 (著:小林しのぶ) 「5つ星の駅弁空弁」 JLogosID : 8567460 |