かしわめし おりお
【かしわめし おりお】
大正時代から続く折尾の大名物、鶏のうまみたっぷりの伝統の味
かしわ飯は鶏飯のこと。九州の郷土食の一つで、多くの駅で駅弁として売り出されているが、折尾駅の東筑軒は中でも有名な調製元だ。同社でも数種を発売しており、一番贅沢なのが、経木折の斜め半分に、エビや玉子焼きなどと、デザートも添えたこの弁当。
もちろん主役はかしわ飯。鶏ダシの炊き込みご飯の上に、甘辛く煮てほぐした鶏肉と、錦糸卵、刻み海苔が三色に並ぶ。しっかり鶏のうまみを吸い込んだご飯と、たっぷりのかしわに、満足感は大きい。味付けは、大正10年(1921)創業以来、秘伝として受け継がれてきたという。なお、ホームで少なくなった立ち売りの姿が見られるのもこの駅の話題だ。
【問い合わせ先】
東筑軒(とうちくけん)
電話:093-601-2345
住所:福岡県北九州市八幡西区堀川町4-1
【買える場所】
折尾駅構内売店、折尾駅ソニック上りホーム立ち売り(火曜休)、黒崎駅、小倉駅新幹線ホームほか/通年販売
価格:1000円(最新価格はご確認ください)
| 東京書籍 (著:小林しのぶ) 「5つ星の駅弁空弁」 JLogosID : 8567448 |