峠の釜めし
【とうげのかまめし】
日本で初めての釜めし駅弁、彩りも味も人気も全国屈指
知らない人がいないほどの、全国一有名な釜めしタイプの駅弁。明治18年(1885)創業の峠の釜めし本舗おぎのやが、昭和33年に売り出したもので、釜めしを駅弁にしたのはこれが最初である。重量感のある益子焼の器に風格を感じるが、内容もまた食べごたえ十分だ。
ふたを取ると、中央の真っ白いウズラの玉子を取り囲むようにおかずがぎっしり。飴色の鶏肉に黄色い栗、さらにシイタケ、グリーンピース、紅生姜、アンズ。タケノコ、ゴボウも加わり、色合いもまた食欲をそそる。具の下に隠れているのは、秘伝のダシを使い薄味で炊き込んだご飯。濃いめの味付けが多いおかずとともに口に含むと、やわらかく包み込むような味わいが絶妙だ。
【問い合わせ先】
峠の釜めし本舗おぎのや(とうげのかまめしほんぽおぎのや)
電話:027-395-2311
住所:群馬県安中市松井田町横川399
【買える場所】
横川駅売店、駅前のおぎのや本店、軽井沢駅、安中榛名駅ほか。横川SA、ドライブイン各店など/通年販売
価格:900円(最新価格はご確認ください)
| 東京書籍 (著:小林しのぶ) 「5つ星の駅弁空弁」 JLogosID : 8567293 |