【全国五つ星の手土産】近畿 > 京都府
名代豆餅[出町ふたば]
【なだいまめもち】

ファンが毎日行列をつくる
ぽってりとやわらかな絶品豆餅
![名代豆餅[出町ふたば]](../img/d054/temiyage235.jpg)
賀茂川を望む地に明治32年(1899)創業。石川県小松出身の初代三次郎が、故郷で親しんだ豆餅に餡を入れて売り出したところ大人気。以来、名代豆餅としてこの地に根付き、今や京都の庶民的銘菓の代表といわれるほどになった。十勝産小豆で作る餡を、近江もち米の名品・羽二重糯米の生地で包むが、大ぶりの富良野産の赤エンドウがたっぷり入っており、まさに贅沢の極み。時間をかけて搗くことで、なめらかな餅肌が際立つこの餅の製法は、創業当時から変わらない。ただし生菓子だから、賞味期間は当日限り。地方発送は不可だが、京都を訪れたらぜひ賞味したい名菓である。赤エンドウでなく丹波産白大豆を使った福豆大福もある。
ほかにも、季節ごとに多彩な和菓子が店頭を飾るが、いずれも生菓子で当日限り。唯一日持ちするのが、丹波大納言のつぶ餡入りの葵もなか。昔変わらぬ素朴な味わいが好評だ。
![]() | 東京書籍 (著:岸 朝子/選) 「全国五つ星の手土産」 JLogosID : 14071834 |