【東京-五つ星の蕎麦】都内の名店88軒 > 文京区
手打そば 田奈部
【てうちそば たなべ】
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店内は江戸をイメージ
![手打そば 田奈部](../img/d053/soba52.jpg)
「コンピュータグラフィックスの製作者を夢見ていました」と、店主の田名部康介さん。だが、ある日、広島の「そば処達磨」で食べたせいろに衝撃を受け、この道に進むことを決意したという。「形は似ていても、今まで食べてきたそばとは別物だと、とにかく驚きました」。自分も、そんなそばをつくってみたいと、品川の「翁」を皮切りに約4年間、そば打ちの修業に励み、平成17年11月、28歳の若さで念願のそば屋を開業した。
そばは季節によって仕入れを変え、秋から夏は茨城や福島産、冬は北海道や青森産を自家製粉して手打ちにする。打ちたて、茹でたてが心情で、そばにもつゆにも躍動感がある。
店主の実家はフランス料理店。その影響で幼少の頃から食に対するこだわりが培われたという。焼き味噌やそばがきといった軽いつまみから、季節の素材を生かしたオリジナル料理まで手掛け、盛り付けも鮮やか。店内は格子を巧みに用い、ワラを混ぜた黄土色の塗り壁など江戸をイメージしているという。
![]() | 東京書籍 (著:見田盛夫/選) 「東京-五つ星の蕎麦」 JLogosID : 14071251 |