【旬のうまい魚を知る本】 >
▼漁師はマンボウの煮付けが大好物
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マンボウの話になると、ふだんは無口な漁師も、なぜか雄弁になる人が多い。勝浦の漁師もそれだ。マンボウ料理は肝和えが定番だが、ほかの食べ方も相当にいけるというのだ。
「マンボウはてんぷらでもフライでもうまいもんだよ。おれは特に煮付けが大好物だね。鍋に肝を溶かして、少しの味噌を加える。その中にいったんゆでこぼしたマンボウの身を入れて、さっと煮るだけ。おれはこれを朝晩1週間続けても飽きないよ」
![]() | 東京書籍 (著:東京書籍) 「旬のうまい魚を知る本」 JLogosID : 14070466 |