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旬のうまい魚を知る本 >

▼漁師好みの耳と足と目玉の上の筋肉

能都町では7月になるとアオリイカが定置網に多くはいる。その網上げの船に乗せてもらったことがある。「この網で漁獲した魚は生きたまま水揚げされるから、鮮度がよくて人気があるよ。今日は波もなくて、月夜で明るいからクチイカがとれるだろう」という漁師の予想通り、フクラギ、メジナ、クロダイカワハギなどに混ざって数十杯のアオリイカが姿を見せた。
その晩は漁師宅でクチイカを肴に杯を傾けた。厚めに切った刺身をほおばると、ねっとりとした舌ざわりのあと、なまめかしいまでのうまみが口いっぱいに広がった。私が一皿をペロリとたいらげてしまうと、漁師が大切そうにもう一皿を持ってきて「これは自分用にとっておいたのですが…」。皿にはアオリイカの耳と足と目玉の上にある筋肉が無造作にのっていた。「私らは胴の身よりもこの部分が好みですよ」という通り、歯ごたえと甘みのバランスが絶妙だった。




東京書籍 (著:東京書籍)
「旬のうまい魚を知る本」
JLogosID : 14070070


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 東京書籍「旬のうまい魚を知る本」

出版社:東京書籍[link]
編集:東京書籍
価格:1,836
収録数:650匹
サイズ:18.6x13x2cm(四六判)
発売日:2002年8月
ISBN:978-4487797776

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