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旬のうまい魚を知る本 >

▼古くは「瘡子」と書いていた

カサゴはもともと東京周辺の呼び名であった。ごつごつした顔がいかにも瘡蓋(かさぶた)におおわれているようなので、瘡子=カサゴと呼ばれたと思われる。今は笠子の漢字を当てる。頭がいやに大きく、まるで三度笠をかぶっているように見えるからにちがいない。瘡子よりもうまそうでもある。今日では希少価値も手伝って高級魚の部類にはいっているが、江戸時代にはまるで人気がなかったようで、当時の呼び名あんぽんたん。まずいのがその理由だったというから、江戸っ子の味覚はわれわれと相当の開きがあったといえよう。次の川柳でも江戸の頃のカサゴの評価がわかるというものだ。〔間男と亭主あんぽんたんで飲み〕




東京書籍 (著:東京書籍)
「旬のうまい魚を知る本」
JLogosID : 14070009


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 東京書籍「旬のうまい魚を知る本」

出版社:東京書籍[link]
編集:東京書籍
価格:1,836
収録数:650匹
サイズ:18.6x13x2cm(四六判)
発売日:2002年8月
ISBN:978-4487797776

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