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雑学大全2ヒトの不思議 > 人体

貧乏ゆすり
【びんぼうゆるし】

貧乏ゆすりは、実は体にいい!?

イライラしているとき、暇なとき、つまらないとき、知らず知らずのうちに足が上下に揺れてしまう「貧乏ゆすり」。これが実は体にいいといわれていることを知っているだろうか。まず、貧乏ゆすり単なるクセではなく、生まれながらにして人間に備わっている原始的な動きである可能性が高いという。あの動きを抑制しているのは大脳だと考えられており、それが何かに集中しているときには、抑制が弱まるために体が動いてしまうというしくみである貧乏ゆすりをすることで集中力を高めたり、精神的ストレスを発散してリラックスしたりという効果が得られるといい、無意識のうちにこれを利用している人もいれば、意識的貧乏ゆすりをすることで、その効果を利用している人もいるという。また、貧乏ゆすりの動きは冷えの解消にも役立つ。三分間貧乏ゆすり続けると、ふくらはぎの皮膚温が約一度上がったという調査結果もある。これは、筋肉を小刻みに振動させると緊張が高まるため、熱エネルギーが多く出されるためである。しかし、体にいい動きであるこの動きが、なぜ「貧乏」ゆすりと呼ばれるようになったのだろうか。小学館の日本国語大辞典第二版の編集スタッフである長野伸江さんによると、「貧乏な人は、寒さや空腹に震えていたため」とか。空調の効きすぎたオフィスでの冷えを解消し、ストレスも発散してリラックス、さらに集中力まで高められる貧乏ゆすりの一石三鳥効果。ただし周囲の人の冷たい視線にさらされることになるのは覚悟しなくてはならないだろう




東京書籍 (著:東京雑学研究会)
「雑学大全2」
JLogosID : 14820752

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出版社:東京書籍[link]
編集:東京雑学研究会
価格:2,160
収録数:1000
サイズ:25.6x18.4x3.6cm(B5判)
発売日:2004年8月
ISBN:978-4487801305

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