MENU
    全辞書一括検索 by JLogos

雑学大全2生活 > 食べ物

冷奴
【ひややっこ】

冷奴の「やっこ」は、大名行列の先頭を歩いている人のこと

冷やした豆腐を大きめの直方体に切り、ネギやショウガ、ミョウガ、鰹節などの薬味を添えて食べる「冷奴」。簡単にできて、食欲がなくなる暑い夏にもツルリと食べられる一品だ。この「冷奴」、別名「奴豆腐」などとも呼ばれるが、豆腐と奴とはどんな関係があるのだろうか。「奴」とは、江戸時代、大名や武家に雇われて雑用をこなしした人をいう。大名行列などで、「槍持奴」として槍を振りながら先頭を歩くこともあった。この奴さん、トレードマークとして着物の筒袖のところに「白くて四角い」紋を大きく染め抜いていた。そこから、白い豆腐を四角く切って食べる料理を「奴」というようになった。冷やした豆腐を四角く切っているから「冷奴」、湯豆腐すると「湯奴」、または豆腐がアツアツになるので「熱奴」などともいわれた。冷奴は、江戸時代の頃にはすでに広く知られた料理法であった。また、食材を大きく四角に切ること自体を「奴に切る」ともいう。同じ四角に切る切り方でも、「奴切り」は「大きく」切るというのがミソ。一センチ角ぐらいの大きさになってしまうと「賽の目切り」になる。さらに小さくなって五ミリ角ほどのサイズになると、「霰切り」となる。




東京書籍 (著:東京雑学研究会)
「雑学大全2」
JLogosID : 14820747

この辞典の個別アプリ

雑学大全2
浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾アプリ。

【辞典内Top3】 火元責任者  手のひらを太陽に  八丁堀の旦那  
【関連コンテンツ】

関連辞書

雑学大全 暦の雑学事典 日本史の雑学事典 道と路がわかる事典 

関連書籍

 東京書籍「雑学大全2」

出版社:東京書籍[link]
編集:東京雑学研究会
価格:2,160
収録数:1000
サイズ:25.6x18.4x3.6cm(B5判)
発売日:2004年8月
ISBN:978-4487801305

JLogosPREMIUM(100冊100万円分以上の辞書・辞典使い放題/広告表示無し)は各キャリア公式サイトから

             × 閉じる

収録辞書全リスト