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雑学大全2生活 > 乗り物

パトカー
【ぱとかー】

円筒型のランプがブーメラン型になった理由

パトカーシンボルである赤色灯がモデルチェンジしているのにお気づきだろうか。かつては円筒型や横に長いバー型だったのが、いまは翼を広げたような形になっている。これをブーメラン型と呼び、警察庁が一九九六(平成八)年から導入することを決定した。この赤色灯の商品名は「エアロブーメラン」。製造元の株式会社トライトは全国シェア九九パーセントを誇る。その普及率は、都道府県ごとに違うものの、東京都内では「パトカーのほぼすべて」(警視庁広報室)に使用されて、現在も、全国各地で更新時期を迎えたパトカーから順にブーメラン型に変更されているという。では、なぜブーメラン型にしなければいけなかったのか。「パトカーは、緊急の場合、赤信号でも交差点に突っ込んでいきます。ところが、交差点で一般車両に横から突っ込まれる形での事故が多数発生したんです。そこで、横からも視認性が高い赤色灯をつくろうという要望が出ました」(警視庁広報室)とのこと。従来の円筒型やバー型の赤色灯では、確かに真横から見たときに、円筒形はもちろん、バー型でも赤い光は点のようになってしまう。それをブーメラン型にすることで、横から見たときにも赤い光の幅が増え、見えやすくなるというわけである。そもそもパトカーの赤色灯といえば、小さな植木鉢を逆さに屋根に載せたような「回転式」のものだった。それが、一九八三(昭和五八)年から横長バーの「散光式」になり、現在のブーメラン型に至るのだが、これらの改良の理由はすべて警察官が交通事故に巻き込まれるケースをできるだけ少なくするためという、きわめて現実的なものなのだ。一九九八(平成一〇)年には、トランクを開けた状態で交通事故処理をしていたパトカーに、後方から走ってきた車が追突し、滋賀県警高速隊員の一人が殉職するという事故も起きた。そのため、さらに最新式パトカーには、ブーメラン型赤色灯を高く上げて光らせる昇降機能も搭載している。路上で作業中のパトカーに一般車両が追突する事故を防ぐためのアイデアだ。パトカーが事故の処理や取り締まりで停止している際などに、使用できるという。




東京書籍 (著:東京雑学研究会)
「雑学大全2」
JLogosID : 14820713

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