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雑学大全2社会 > 企業

宝塚音楽学校
【たからづかおんがくがっこう】

大正時代、女の園に男子生徒がいた!

女性だけの歌劇団である宝塚。その舞台に立つには、宝塚音楽学校へ入学しなければならない。この音楽学校への入学をめざして、日夜、声楽やバレエ、演劇などの猛特訓に励む少女たちは多い。さて、宝塚音楽学校といえば「女の園」だが、実は長い歴史のなかで、男子生徒の入学が許可されたことがあった。宝塚音楽学校が設立されたのは一九一九(大正八)年のことだが(設立時は宝塚音楽歌劇学校といった)、このとき、男子生徒が八名いた。というのも、宝塚歌劇団の創設者である小林一三には、女性だけの歌劇団ではなく、男女が演じる新劇団を新たにつくりたいという思いがあったらしいそこで、歌って踊れて演技ができる優秀な男優の育成に努めようとした。しかしながら、大正デモクラシーが盛んで自由な気風にあふれていた時代とはいえ、男女共学で学ぶのは難しかったようである。男子生徒は一つの家に合宿し、厳しい規律を課せられたようで、女子生徒と世間話をすることもなかった。そんな窮屈な学校生活でも、男子生徒たちは、バレエ、日本舞踊、声楽などをきちんと学んでいた。ところが、一年もしないうちに男子生徒の学科は解散となってしまった宝塚音楽学校は、宝塚歌劇団の団員育成のために創設されたものだが、実は、音楽学校は、六年前につくられた少女だけの「宝塚唱歌隊」(すぐに宝塚少女歌劇養成会と改称)を前身として設立されたものだったのである。しかも、唱歌隊(少女歌劇養成会)は公演もおこなっていた。そのため、「宝塚歌劇」といえば少女たちの歌劇団、といったイメージが先にできてしまっていたのだ。だから、突然、男子生徒が入学してきたことは、女子生徒やその親たちはもちろん、劇団のファンたちにとっても、とうてい納得できるものではなく、多くの反対意見が出た。そうして、あえなく男女の劇団構想は挫折してしまったのだ。この男子生徒の存在は、公式的には抹殺されてしまったようで、宝塚歌劇団の歴史資料にもその記録は残っていないという。




東京書籍 (著:東京雑学研究会)
「雑学大全2」
JLogosID : 14820520

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出版社:東京書籍[link]
編集:東京雑学研究会
価格:2,160
収録数:1000
サイズ:25.6x18.4x3.6cm(B5判)
発売日:2004年8月
ISBN:978-4487801305

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