MENU
    全辞書一括検索 by JLogos

雑学大全2 >

ゾウムシ
【ぞうむし】

味にうるさいオオゾウムシはビールにつられてやってくる

吻と呼ばれる口にあたる部分が長くのびて、まるでゾウの鼻のような形をしている甲虫、ゾウムシそんなゾウムシのなかでも、体長約三センチという、ひときわ大きいのがオオゾウムシである。このオオゾウムシ、実はたいへんなビール好きらしい。しかも単なる「飲兵衛」ではなく、味の違いがわかるかなりの「ビール通」なのだ。実験で、松林の土中にビールを入れた紙コップを埋めておくと、二、三日後にはビールを飲みに集まったオオゾウムシコップのなかでひしめきあっているという。しかも銘柄にもこだわりがあり、いちばんの好みは黒ビールそうだ。試しに黒ビールを水で薄めてみたところ、途端に集まる数が減ったというから、オオゾウムシの味覚の鋭さがわかる。ビール通のオオゾウムシだが、幼虫時代の主食は木材である。産卵は、吻で樹皮に穴をあけて、その穴にするという説と、樹皮の割れ目を見つけて、そこにするという説があるが、いずれにしても樹木のなかに産みつけられる。幼虫は木材のなかに体がすっぽりとはまるくらいトンネルを掘って生活している。トンネルは成長するにつれて太さ、長さともに大きくなるが、これは壁やいちばん奥の部分を食べることで掘り進めている結果だ。幼虫はそのままトンネル内で蛹となり、羽化すると外界へと出てくる。成虫は樹液や果実の汁などを食糧としているが、おそらくかなりグルメと思われる。




東京書籍 (著:東京雑学研究会)
「雑学大全2」
JLogosID : 14820498

この辞典の個別アプリ

雑学大全2
浜の真砂は尽きるとも,世に雑学の種は尽きまじ。新たな1000項目で帰ってきた,知的好奇心をそそる雑学の集大成第2弾アプリ。

【辞典内Top3】 火元責任者  手のひらを太陽に  ポンコツ  
【関連コンテンツ】

関連辞書

雑学大全 暦の雑学事典 日本史の雑学事典 道と路がわかる事典 

関連書籍

 東京書籍「雑学大全2」

出版社:東京書籍[link]
編集:東京雑学研究会
価格:2,160
収録数:1000
サイズ:25.6x18.4x3.6cm(B5判)
発売日:2004年8月
ISBN:978-4487801305

JLogosPREMIUM(100冊100万円分以上の辞書・辞典使い放題/広告表示無し)は各キャリア公式サイトから

             × 閉じる

収録辞書全リスト