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【こよみ】

「一日」と書いて「ついたち」と読むのはなぜ?

日本語は本当に難しい言葉である。「一日」と書くのに「いちにち」ではなくて「ついたち」という。子どもに教えるのにも、なぜ「一日」の場合は「ついたち」で、「一日中」などというときは「いちにち(じゅう)」と読むのか、大人でも説明しづらい。どうやらその理由は、暦は暦でも、太陽暦ではなく、太陰暦のほうにあるらしい。地球から見て月と太陽が同じ方向になるときを「朔」というが、太陰暦では、この「朔」を含む日を「朔日」、つまり月のはじめの日とした。この「朔」の後に初めて見える月を「新月」というが、この新月の日を「月が立つ」日という意味で、一日としたのだ。すなわち、「一日」の語源は、この「月立ち」である。地球が太陽の周りを回る周期を基準にした太陽暦に対して、月の満ち欠けを基準とする太陰暦では、新月を月はじめとするのである。その考え方が、現代の私たちが使っている太陽暦にも影響を与えて、読み方として残っているわけだ。




東京書籍 (著:東京雑学研究会)
「雑学大全2」
JLogosID : 14820328

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 東京書籍「雑学大全2」

出版社:東京書籍[link]
編集:東京雑学研究会
価格:2,160
収録数:1000
サイズ:25.6x18.4x3.6cm(B5判)
発売日:2004年8月
ISBN:978-4487801305

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