【雑学大全2】生活 > 健康
薬②
【くすり】

市販薬の服用法で、大人が「一五歳以上」と規定されている理由
一般に成人といえば二〇歳以上をさすが、市販薬の世界では「大人(一五歳以上)」と明記されていることが多い。薬の服用量は、薬の体内濃度が基準とされる。その目安になる一つが、人間の表面の面積である「体表面積」だ。体表面積で比べてみると、七歳の子どもは大人の約半分だが、一五歳になるとほぼ同じになる。また、それよりも肝臓や腎臓などの内臓機能がきちんと働き、解毒ができることなどが必要であるが、その点から見ても、一五歳はほとんど大人と同じなのである。体格に多少の差があっても、内臓機能がしっかりしていればいいわけであり、薬の世界では、何よりそこを重視して大人と子どもを分けているのだ。
![]() | 東京書籍 (著:東京雑学研究会) 「雑学大全2」 JLogosID : 14820251 |