MENU
    全辞書一括検索 by JLogos

雑学大全地理 > 場所

銚子
【東京雑学研究会編】

§一見お酒とは関係なさそうな銚子の語源とは?

銚子の「銚」は、もともと「鍋」を指す。湯をわかしたり、酒を温めたりするためにもちいたようだ。平安時代の漢和辞書というべき『和名抄』では「銚子」のことを「さしなべ」と呼んでいる。「さしなべ」は鍋にそそぎ口をつけたもので、やがてこれが弦をつけた「提子」と、長柄をつけた「銚子」とに分かれる。つまり、銚子とは、長い柄がついた「つぎ口」のある鉄製の酒器のことなのだ。「さしなべ」は直火で燗をしたが、酒の味や香りが悪くなるので、焼き物の徳利が普及したのである
江戸時代になると「提子」からの変化と見られる燗鍋が出現する。この燗鍋は直接火にかけて酒を温めるのが主要な用途であった。そして銚子は主に冷酒用になり、火にかけて使うものではなくなった。
このような雑学を酒の肴にしながら、飲むのもまた一興である




東京書籍 (著:東京雑学研究会)
「雑学大全」
JLogosID : 12670621

この辞典の個別アプリ

雑学大全
「働きバチは1日6時間しか働かない」など、知的好奇心をそそる雑学の集大成。全1000項目を収録したアプリ。

【辞典内Top3】 握手  男女マーク  五節句廃止令  
【関連コンテンツ】

関連辞書

雑学大全2 暦の雑学事典 日本史の雑学事典 道と路がわかる事典 

関連書籍

 東京書籍「雑学大全」

出版社:東京書籍[link]
編集:東京雑学研究会
価格:2,160
収録数:1000
サイズ:26x19x4cm(B5判)
発売日:2004年8月
ISBN:978-4487799473

JLogosPREMIUM(100冊100万円分以上の辞書・辞典使い放題/広告表示無し)は各キャリア公式サイトから

             × 閉じる

収録辞書全リスト