Gコード
【東京雑学研究会編】
§Gコードの番号はどうやって決めるのか?
Gコードとは、録画予約のために各テレビ番組につけられている番号である。新聞あるいはテレビ雑誌には、このGコードのナンバーがずらりと並んでいる。
さて、この番号はどうやって決められているのだろうか。
Gコードの番号は一~八桁でできている。実際、手動で予約を行う場合、録画したい月日・チャンネル・開始時間・終了時間の入力が必要。これをそのまま数字にすると、例えば、一二月二五日、八チャンネル、夜九時から夜一一時までの番組を録画したいとする。
すると、入力するのは1225/08/2100/2300と、一四桁も入れなければならない。
その面倒さを省くために、Gコードは考案されたのだ。最大八ケタなのは、生活で使う番号で電話番号くらいまでは操作ミスも少ないだろうと考えられたため。八ケタまでに短縮するには、必要な情報を残しながらケタ数を縮めてできているのだが、実際にどうやって作っているかは企業秘密となっている。
ただ、この番号は、多くの人が録画しそうなものはケタ数が少なく、その逆の場合は多くなる傾向にあるとか。視聴者の使いやすさを考えてつけられているのだ。
ちなみに、これを考案したのはアメリカのヘンリー・コーエン氏である。氏は大好きな大リーグの録画に失敗し、その悔しさからもっと録画しやすくしたいと知恵をしぼった、ということである。
| 東京書籍 (著:東京雑学研究会) 「雑学大全」 JLogosID : 12670408 |