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血液型
【東京雑学研究会編】

§血液型になぜC型はないの?
よく知られているように血液型は「A、B、AB、O」の四種類である。しかし、実際は「MN型」や「Rh型」、モンゴル系人種に関わりのある「ディエゴ型」といったものなど、全部で六〇種類以上あるのである。
では、有名なA型、B型で、なぜC型はないのだろうか。
血液型は、通常、AとBなどがどのように赤血球に存在しているかによって、四つの型にわけられている。赤血球には「型物質」というものが表面にあって、それで判断しているのである。この型物質は遺伝子で作られたものである。それからいくと、
一 Aを持つA型
二 Bを持つB型
三 AとBを持つAB型
四 AもBもないO型
となる。
C型がないのは、そういう型物質が人間にはないからである。
![]() | 東京書籍 (著:東京雑学研究会) 「雑学大全」 JLogosID : 12670301 |