会議
【東京雑学研究会編】
§部屋の広さで会議の結論は変わる!?
私たちの心は環境によって、大きく作用するものだ。例えば、広い空間を与えられれば、気分もリラックスして、ゆったり穏やかな気分になれる。その反対に、身動きもとりにくい狭い空間を与えられれば、気持ちが落ちつかずイライラしたり、不安になったりする。
こうした人間の心理をうまく応用すると、仕事面でも能率が格段とアップするのである。それを会議を例にあげて説明してみよう。空間の選び方によって、出てくる結論が変わってくるのだ。
困ったことが起きたり、どうしても現状を打破しなければいけないような事態が起きたときは、まずは落ちついて冷静に状況を把握する必要がある。そういうときは、気持ちがリラックスしやすい広い部屋で会議をすると効果的である。
その反対で、何となく緊張感がなく、だらけた雰囲気になっているときは狭い部屋を選ぶといい。攻撃的な気分になって、会議の議論は白熱するのである。
これは一般的に男性の場合の話である。
不思議なことに、女性だけの場合にはこの反対になってしまう。広すぎる会議室だと、お互いがよそよそしく、なかなか会話がはずまない。その反対に、狭い部屋で膝をつきあわせていると、どんどん親しみが増してなごやかになっていくのである。
| 東京書籍 (著:東京雑学研究会) 「雑学大全」 JLogosID : 12670176 |