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エイプリルフール②
【東京雑学研究会編】

§古代ローマ説からインド説まで
ほかにも、古代ローマで四月はじめに行われた豊穣の女神ケレスの祭りの名残りとする説もある。ギリシア神話で、豊穣の女神ケレスは娘を冥界の王プルートーに攫われ、捜し回ったがついに娘を取りかえすことができなかった。この徒労(fool's errand)の神話にちなんでいたずらをするようになった、というのである。
また、キリストの裁判のときにユダがからかった故事からきているとする説、ノアの洪水を忘れないための風習が変化したものだという説など、いろいろある。中には、古代インドでブッダの説法が三月三一日に終わったが、翌日の四月一日には信者は修行の甲斐なくもとの愚者に戻ったから、というインド起源説まである。
![]() | 東京書籍 (著:東京雑学研究会) 「雑学大全」 JLogosID : 12670097 |