会派
【かいは】
"""parliamentary group, voting group"""
国会内で活動する議員集団の単位
会派に所属する国会議員の人数に応じて、常任委員会の割り当てや質疑の時間などが決められる。議院の中での議員集団という意味で、院内会派ともいう。
日本では、選挙で当選した国会議員が所属している政党ごとに、そのまま国会の会派が形成される。すなわち、政党と会派はほぼ1対1に対応していて、一部の例外を除いて、どちらもほとんど同じ意味で使われている。
一方、外国の議会では、全国組織としての政党と議会内での会派が明確に区別されているところもある。
会派は、2人以上の国会議員で組織することになっている。各議院で手続きをするだけで、会派の組織や離脱は可能だ。個人や少人数の集団では国会活動で影響力を発揮できないこともあって、無所属で選挙を戦った国会議員が大きな政党の会派に入ったり、小さな政党が大きな政党と統一会派を組むということがある。
例えば、参議院では、自由民主党と保守党、自由党と無所属の会の統一会派の形成が見られる。また、議長に選ばれた国会議員は、その所属する会派から離脱するという慣わしとなっている。
| 時事用語のABC (著:時事用語ABC編集部) 「時事用語のABC」 JLogosID : 14425091 |