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バイオマス
【ばいおます】

biomass
生物体を原料にしたエネルギー資源の総称
現在主流の化石燃料と対比する形で、植物や動物(特に、微生物)などの生物体を原料にするエネルギー資源のこと。生物資源と訳されることが多い。
石油や石炭などの化石燃料が普及する以前は、「まき」や鯨油のようなバイオマスの利用が多かった。化石燃料は、現在の埋蔵量から推定すると、数十年後の将来に底をつくと考えられていることから、バイオマスの利用に熱い視線が集まっている。
バイオマスは、そのまま燃焼させて利用する「まき」をはじめ、生ごみなどの廃棄物を発酵させてアルコールを取り出したり、熱化学変換によってガス化させたりしてエネルギー源とする。自動車メーカーの間では、穀物を発酵させて抽出したエタノールをガソリンに混ぜて自動車燃料に使用するといった高度な研究開発も進んでいる。
![]() | 時事用語のABC (著:時事用語ABC編集部) 「時事用語のABC」 JLogosID : 14425092 |