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雲南普じ茶
【うんなんふじちゃ】


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チャノキそのものの原産地とされる雲南省南部で古くから伝わる黒茶が、かの有名なプーアル茶です。
品種は雲南紅茶と同じ雲南大葉種を使い、摘んだ茶葉を加熱して発酵を止めるまでは緑茶と同じですが、この後、麹菌を加えて(加えない自然発酵の生茶もある)後発酵させるのが黒茶独特の製法です。味わいは芳醇で甘く、発酵期間が長いほどまろやかとなり高級になりますが、独特の陳香(熟成香)も増えます。
写真の散茶のほか、丸く固めた餅茶や園茶、レンガ型の磚茶、お椀型の沱茶など様々な形があります。
![]() | 東京書籍 (著:作山 若子/日本ティーコンシェルジュ協会) 「喫茶手帳」 JLogosID : 8504080 |