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狭山茶
【さやまちゃ】


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日本三大銘茶の一つとして有名な狭山茶は、埼玉県と東京都の中央部、主に武蔵野台地で生産されています。
この地は、水はけのよい関東ローム層からなり、茶栽培には適していますが、茶の産地としては比較的冷涼なため、生産される茶葉は肉厚になります。そのため、狭山地方の茶摘唄に「色は静岡 香りは宇治よ 味は狭山でとどめさす」とあるように、深蒸しでコクを味わうのを特長としたお茶となります。また、仕上げに強い火入れをするため、「狭山火香」と呼ばれる特有の甘い香りも生まれます。
![]() | 東京書籍 (著:作山 若子/日本ティーコンシェルジュ協会) 「喫茶手帳」 JLogosID : 8504049 |