【すし手帳】白身など >
まごち


夏を代表する白身の高級魚。サラリと澄んで透きとおった身はほとんど無色に近く、見ているだけで汗が引きそうなほどの清涼感にあふれている(写真は常磐産)。歯ごたえはコリコリっとしっかりしていて、さっぱりした甘さはいかにも夏向きだ。ぽん酢で食べればさわやかさが引き立つ。
マゴチは性転換する魚としても知られ、全長35㎝までは雄、全長40㎝ですべて雌になるという。
江戸前天ぷらのタネ、またシロギス釣りでよくかかる「めごち」は、コチ科のメゴチではなく、主にネズミゴチなどネズッポ科の魚類を指す。
![]() | 東京書籍 (著:坂本一男) 「すし手帳」 JLogosID : 8003015 |