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暦の雑学事典5章 季語と年中行事の雑学 > 神無月

神無月
【かんなづき・かみなづき】

 旧暦一〇月の異称。『万葉集』に一〇月をカミナヅキ・カムナヅキと読ませる歌が数種ある。
 この月は、八百の神々が出雲大社に集まり、神が不在となるためにカミナシ(神無)月といい、出雲地方ではカミアリ(神在)月というと、広く信じられている。しかし、これは俗説にすぎない。
 ナは無ではなく、古語のナはノと通じるので、カミナヅキ=神ノ月とする説もあるが、神という言葉に由来するかどうかにも疑問がもたれている。カは上のカであり、年末に近いもう一つのミナヅキ(六月)という意味で、カミナヅキと呼ばれたとする説もある(折口信夫説)。




日本実業出版社 (著:吉岡 安之)
「暦の雑学事典」
JLogosID : 5040172


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出版社:日本実業出版社[link]
編集:吉岡 安之
価格:1,404
収録数:198
サイズ:18x13x1.8cm(-)
発売日:1999年12月
ISBN:978-4534030214

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