【暦の雑学事典】5章 季語と年中行事の雑学 > 葉月
残暑
【ざんしょ】

立秋と残暑の候はどちらが先か
一日で気温が最高になるのは、正午より遅れて午後二時頃となる。これは大気はすぐに温まらず、気温上昇に時間がかかるからだ。それと同様に、年間の最高気温は夏至より一か月以上遅れて、七月末から八月初めに観測される。暑中見舞いは夏の季語である。もともと夏の土用(立秋前の一八日間)に、物品を贈答したり、手紙を送ったりするもので、土用見舞いともいわれる。残暑は立秋すぎの暑さをいい、秋の季語となっている。
![]() | 日本実業出版社 (著:吉岡 安之) 「暦の雑学事典」 JLogosID : 5040156 |