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暦の雑学事典5章 季語と年中行事の雑学 > 睦月

恵方詣
【えほうまいり】

 正月の神である歳徳神がいる方角を恵方といい、その方角にある神社仏閣を年初に参詣することを恵方詣という。
 陰陽道では方位に十干を配当した(たとえば甲は寅卯の方角=東北東)。また十干は陽干(甲・丙・戊・庚・壬)と陰干(己・辛・癸・乙・丁)に分けられ、徳は陽干(エ=兄)に生じ、陰干(ト=弟)には徳がないとしたため、陰干の年は陽干の方角に置きかえられた。たとえば己(つちのと)の年は甲(きのえ)の方角である寅卯に歳徳神がいるとされる。エの方角だから兄方といい、縁起をかついで恵方とも表わされたが、まったく科学的根拠のない迷信である




日本実業出版社 (著:吉岡 安之)
「暦の雑学事典」
JLogosID : 5040094


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出版社:日本実業出版社[link]
編集:吉岡 安之
価格:1,404
収録数:198
サイズ:18x13x1.8cm(-)
発売日:1999年12月
ISBN:978-4534030214

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