「たすける・たすけ」に関する慣用句
[一臂(いっぴ)を仮(か)す]ごくわずかの助力を与える。「一臂」は片ひじ・片腕の意。《類》「一臂(いっぴ)の力(ちから)を仮(か)す」
[陰(かげ)になり日向(ひなた)になり]裏で支えたり、あるいは表面に出てかばったりして、人を何かにつけて助けるさま。
[肩(かた)を入(い)れる]力添えをする。《類》「肩入(かたい)れする」
[肩(かた)を貸(か)す]力を添える。援助する。《類》「片肌脱(かたはだぬ)ぐ」
[尻(しり)を押(お)す]後方から援助する。《類》「腰(こし)を押(お)す」
[助(たす)け船(ぶね)を出(だ)す]困っているとき助勢する。「助け船」は水上で遭難した人を助ける船のこと。
[力(ちから)になる]何かをする人の支えになり、その人を助ける。
[力(ちから)を貸(か)す]人の手助け、仕事の手伝いをする。《類》「手(て)を貸(か)す」
[梃入(てこい)れをする]順調に行っていない物事に援助して立て直す。
[手(て)を借(か)りる]援助を受ける。手伝ってもらう。
[手(て)を差(さ)し伸(の)べる]困っている人を援助する。手助けを申し出る。
[一肌脱(ひとはだぬ)ぐ]本気になって援助する。
| あすとろ出版 (著:現代言語研究会) 「日本語使いさばき辞典」 JLogosID : 4382116 |