「悲しむ・悲しみ」に関する故事・成語
[哀毀骨立(あいきこつりつ)]親などとの死別に、とても悲しむこと
[鼓琴(こきん)の悲(かな)しみ]心を許し合った親友に死に別れた悲しみのこと。中国の晋(しん)の張CID(7656)(ちょうかん)が親友が死んだことを悲しみ、親友が生前愛していた琴をひいて慟哭したという故事から。
[楽(たの)しみ尽(つ)きて哀(かな)しみ来(きた)る](⇒「楽(たの)しい・楽(たの)しむ」340ページ)
[断腸(だんちょう)の思(おも)い]我慢しきれないほどの、つらくて悲しい気持ち。「断腸」は、はらわたがちぎれる意。《類》「九回腸(きゅうかいちょう)」
[悲喜交交(ひきこもごも)]悲しいことと喜ばしいこととが入り交じっていること。《類》「人生(じんせい)の哀歓(あいかん)」
[悲憤慷慨(ひふんこうがい)]世の中の不義・不正を悲しみ憤って嘆くこと。
[風樹(ふうじゅ)の嘆(たん)]子どもが親孝行をしたいと思ったとき、もうすでに親は亡くなっていて、孝養を尽くすことはできないという嘆き、悲しみをいう。出典は『韓詩外伝(かんしがいでん)』。《類》「風木(ふうぼく)の嘆(たん)」
| あすとろ出版 (著:現代言語研究会) 「日本語使いさばき辞典」 JLogosID : 4382050 |