【名言名句の辞典】6叡智とわざ > 一芸は真理に通ず
絵は汚くてもいい生きているか死んでいるかが問題だ

【名言名句】
絵は汚くてもいい
生きているか死んでいるかが問題だ
【解説】
洋画家としてスタートしながら、日本画・水墨画にも独特の画境を切りひらいた中川一政の言葉。
絵画の価値は、その絵の中に生き生きとした画家の精神を感じとれるかどうかで決まるという。絵画の価値は美醜に関係ない。
【作者】中川一政
【生没年】1893~1991
【職業】画家
【参考】中川一政は美術学校に行かず、独学で大成した画家。それゆえの奔放さ、自由さが彼のもち味でもあった。洋画にとらわれず日本画を描いたのも、当時の画家としては珍しく新聞小説の挿絵を引き受けたのも、中川らしい絵とのかかわり方だった。手法や形式にとらわれることのない精神の自由さと、旺盛な好奇心は、のちに書の分野でも特異な才能を開花させた。
![]() | あすとろ出版 (著:現代言語研究会) 「名言名句の辞典」 JLogosID : 5450646 |