MENU
    全辞書一括検索 by JLogos

名言名句の辞典6叡智とわざ > 一芸は真理に通ず

我れは営利の為に筆をとるか。さらば何故にかくまでにおもひをこらす。得る所は文字の数四百をもて三..

名言名句
我れは営利の為に
筆をとるか。さらば何故にかくまでにおもひをこらす。得る所は文字の数四百をもて三十銭にあたいせんのみ。家は貧苦せまりにせまりて口に魚肉をくらわず、身に新衣をつけず、老たる母あり妹あり、一日一夜やすらかなる暇なけれど、こころのほかに文をうることのなげかはしさ。いたづらに、かみくだく、筆のさやの哀れ、うしやよの中
【解説】
 一葉の貧窮した生活を率直に述べた言葉である。現実は、このとおりであった。父や兄の死で一家を継いだことから創作活動と家庭の経済生活との板ばさみにあり、さらに、半井桃水との恋愛の破綻などに悩みに悩んだ末の文章であろう。
 しかし、数え年二十五歳という若さで世を去るまで、さまざまな人生を経験したことが、数々の名作を生む土台となった。
【作者】樋口一葉
【生没年】1872~96
【職業】作家
【出典】よもぎふにっ記』




あすとろ出版 (著:現代言語研究会)
「名言名句の辞典」
JLogosID : 5450610

この辞典の個別アプリ

名言名句の辞典
古今東西偉人賢人の名言名句およそ700を「人生」「成功」「人間」など6つのテーマに分けて収録。便利な機能が付いた辞典アプリ。

【辞典内Top3】 妻をめとらば才たけて顔うるはしくなさけある  人生意気に感ず功名誰か復た論ぜん  つまづいたっていいじゃないかにんげんだもの  
【関連コンテンツ】

関連辞書

慣用句の辞典 故事ことわざの辞典 四字熟語の辞典 四字熟語の辞典 カタカナ語の辞典 日本語使いさばき辞典 同じ読みで意味の違う言葉の辞典 

関連書籍

 あすとろ出版「名言名句の辞典」

出版社:あすとろ出版[link]
編集:現代言語研究会
価格:1,728
収録数:700語
サイズ:18.4x13.2x2.8cm(B6判)
発売日:2008年4月
ISBN:978-4755508141

JLogosPREMIUM(100冊100万円分以上の辞書・辞典使い放題/広告表示無し)は各キャリア公式サイトから

             × 閉じる

収録辞書全リスト