【東洋医学のしくみ】3章 「証」による診断と治療 >
虚弱体質のタイプ②
【きょじゃくたいしつのたいぷ】

血虚体質
◆症状
□顔につやがなく、唇や爪の色が淡い
□動悸を感じることが多い
□めまいを起こしやすい
□眠れない、または夢が多くて熟睡できない
□手足の引きつりやしびれを感じる
□大便が乾燥していて硬い
□痩せている
□舌の色は淡くて、脈は細い
□女性の場合は月経血の量が少なく、周期が遅れがちになる
◆漢方薬(中薬・方剤)
補血剤、補血薬
◆飲食物(性味)
高タンパクなものを摂取する。「辛熱」なものの過剰摂取は控える
◆ツボ
・三陰交(内くるぶしから指4本分上の位置で、骨より指1本分アキレス腱寄りのところ)
・膈兪(両肩甲骨の下の角を結んだ線上、背筋が盛り上がっている頂点)
・肝兪(両肩甲骨の下のラインの線上から、椎骨2つ分下がった背骨の指2つ分下)
・脾兪(両腕をおろしたときの両肘頭を結んだ線上で、背骨の盛り上がった頂点)
◆その他の養生法
サウナや激しい運動のように、多量の発汗を促すようなことは、過度に行わない
![]() | 日本実業出版社 (著:関口善太) 「東洋医学のしくみ」 JLogosID : 5030074 |