【東洋医学のしくみ】3章 「証」による診断と治療 >
虚弱体質のタイプ③
【きょじゃくたいしつのたいぷ】

陽虚体質
◆症状
□全身または手足が冷えやすく、寒がりである
□顔色が青白い
□飲食物は温かいものを好む
□寒いと具合が悪く、温まるとよくなる
□小便の色は透明で量が多い、または頻尿
□舌の色は淡く、舌苔は白い
□脈は沈んでいて遅い
□気虚体質の特徴が見られることもある
◆漢方薬(中薬・方剤)
補陽剤または温裏剤、補陽薬または温裏薬
◆飲食物(性味)
「甘」と「辛」の味のものを合わせて飲食するとよい。「寒」性のものは控える
◆ツボ
・気海(ヘソの指2本分下の点)
・関元(ヘソの指4本分下の点)
・命門(肋骨の一番下の部分の線上にある背骨の中央)
◆その他の養生法
気虚体質に準じる
![]() | 日本実業出版社 (著:関口善太) 「東洋医学のしくみ」 JLogosID : 5030075 |