【東洋医学のしくみ】3章 「証」による診断と治療 >
虚弱体質のタイプ①
【きょじゃくたいしつのたいぷ】
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気虚体質
◆症状
□呼吸が浅くて息切れしやすい
□汗かきで少し動いただけでも汗ばむ
□倦怠感が強くてやる気がなかなか出ず、話すことさえおっくうになることがある
□よく立ちくらみがする
□体を動かすとすぐに具合が悪くなり、横になって休むと楽になる
□ふだんから眠気が強い
□舌の色は淡くて、脈に力がない
□太り気味である(ただし、次の血虚も伴っている人の場合は痩せている)
◆漢方薬(中薬・方剤)
補気剤、補気薬
◆飲食物(性味)
「甘温」「甘平」。ただし果物のように水分の多いものの過剰摂取は避ける
◆ツボ(以下、ツボの位置は中国での場合)
・合谷(手の甲側の親指と人差し指の股の部分)
・足三里(膝の皿の下にある外側の窪みから、外くるぶしに向かって指4本分下)
・気海(ヘソの指2本分下の点)
◆その他の養生法
疲労しないようなゆっくりとした有酸素の運動を、体力に合わせて行う
![]() | 日本実業出版社 (著:関口善太) 「東洋医学のしくみ」 JLogosID : 5030073 |