【標準治療】病名 > 整形外科
手根管症候群
【しゅこんかんしょうこうぐん】

Carpal Tunnel Syndrome
手関節部にある手根管とは、手根骨と横手根靭帯とからなるトンネルであり、この中に長母指屈筋腱(1本)、人差指から小指の深、浅指屈筋腱(4本ずつ8本)、正中神経があります。多くは原因不明ですが、この部において手を酷使する人の屈筋腱の腱鞘炎(けんしょうえん)、関節リウマチによる滑膜炎(かつまくえん)、人工透析患者のアミロイド沈着、腫瘍(しゅよう)、骨折などの変形で正中神経が圧迫、絞扼(こうやく)され引き起こされる障害を手根管症候群といいます。また女性に非常に多く発症し、妊娠中、閉経後に発症するので女性ホルモンとの関連もいわれます。
![]() | 寺下医学事務所 (著:寺下 謙三) 「標準治療」 JLogosID : 5035406 |