【標準治療】病名 > 東洋医学
膀胱炎(東洋医学)
【ぼうこうえん(とうよういがく)】

Cystitis

尿が近くなり、トイレに行っても尿が残っている感じがしてすぐまた行きたくなる、そして排尿する際に痛みを感じるという状態があれば、急性膀胱炎が考えられます。これは細菌によって膀胱に炎症が引き起こされたために起こります。急性の膀胱炎ですと、適切な抗生物質を使用することにより、数日以内に症状がとれるのが一般的です。なかには、尿に細菌がいなくなっても、先にあげたような症状が持続したり反復したりする場合があります。いわゆる慢性膀胱炎とか再発性膀胱炎の状態の方も結構多いものです。細菌が認められないのに抗生物質を使用することはむしろ避けたほうがよいでしょう。このような状態に漢方治療が結構よく効きます。
![]() | 寺下医学事務所 (著:寺下 謙三) 「標準治療」 JLogosID : 5035383 |