【標準治療】病名 > 感染症内科
伝染性紅斑
【でんせんせいこうはん】

Erythema Infectiosum
ヒトパルポウイルスB19による感染症で、気道を通して感染し、骨髄の赤芽球前駆細胞で増殖します。その後、抗体がつくられるとウイルス血症は消退し発疹がでます。この時期に伝染性紅斑として臨床的に認識されます。
潜伏期は4~14日です。感染力は感染後7~10日で、紅斑のでた段階ではほとんど感染力はありません。5~9歳が好発年齢であるため、ほぼ5年ごとに学校、幼稚園などで流行します。伝染力は風疹より弱く、不顕性感染が多くみられます。感染後は終生免疫を獲得するようです。
![]() | 寺下医学事務所 (著:寺下 謙三) 「標準治療」 JLogosID : 5035246 |