MENU
    全辞書一括検索 by JLogos

標準治療病名 > 脳神経

本態性振戦
【ほんたいせいしんせん】

Essential Tremor

 振戦は最も多い不随意運動で、相対する筋肉が律動的に収縮するために生じる規則的な「ふるえ」のことです。パーキンソン病では安静時に振戦が生じますが、本態性振戦では動作時や姿勢保持に際して振戦が出現します。遺伝性を示さないものが本態性振戦で、遺伝が明らかな場合は家族性あるいは遺伝性振戦と呼ばれています。老年期に発症する老人性振戦も、家族性振戦や本態性振戦と本質的には同じ部類に属すると考えられています。家族性振戦は、常染色体優性遺伝の形をとります。初発年齢は10歳代が最も多く、ついで35歳以降に2つ目のピークがあります。有病率は40歳以上に限ると10万人に415人と報告されています。男女差はありません。




寺下医学事務所 (著:寺下 謙三)
「標準治療」
JLogosID : 5035045

関連電子書籍

私を救う医者はどこ?
【著者より】病の恐れをひとり抱えている時、身内に重病の患者が出た時、あなたは何を頼りにしますか。特効薬?最新設備の病院?何より大切なのは、あなたの決断を親身になってサポートする医療判断医なのです。…

【辞典内Top3】 併診  感冒様症状  粘稠性  
【関連コンテンツ】

関連辞書

薬局にあるクスリ辞典 東洋医学のしくみ 

関連書籍

 寺下医学事務所「標準治療」

出版社:日本医療企画[link]
編集:寺下 謙三
価格:5,142
収録数:1787疾患
サイズ:21.8x15.6x6.6cm(A5判)
発売日:2006年7月
ISBN:978-4890417162

JLogosPREMIUM(100冊100万円分以上の辞書・辞典使い放題/広告表示無し)は各キャリア公式サイトから

             × 閉じる

収録辞書全リスト