【ベネッセ国語辞典】あ行 > うき
浮世草子
【うきよぞうし】

近世小説の一種類。当時の人情・世態・風俗をリアルに描いた小説群。仮名草子の後を継ぐもので、天和(てんな)二年(一六八二)刊の井原西鶴(いはらさいかく)作「好色一代男(こうしよくいちだいおとこ)」以後の約八十年間、主として上方(かみがた)で出版された。
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「ベネッセ国語辞典 電子特別編集版」 JLogosID : 704887950 |