厲家菜
【れいかさい】
【東京五つ星の中国料理】 宮廷料理 > 港区
厲家菜とは「厲家の料理」の意。厲家は美食家として知られた西太后の食事を管理する清王朝時代の高級官僚だった家柄。その厲家に伝わる門外不出のレシピが味わえるとあって開店以来評判を呼んでいる店だ。
昼夜ともメニューはコースのみ。まずはその前菜に驚かされる。小皿に盛られた色鮮やかな料理が5品ずつ、コースによって2~4回に分けて登場。緑豆と豚肉を炒めた特別な豆腐料理、北京風豚バラ肉の燻製、セロリと海老子の酢和え、白菜の辛子漬け…。とめどなくつづく料理はいずれもひと口かふた口で食べられる量で、味覚と食感の変化が実に楽しい。圧倒的な前菜のあとに宮廷風フカヒレの蒸し物などの主菜、スープ、デザートとつづく。格調高く、栄養バランスや季節感を重視した料理はまさに至高。幻のデザート三不粘(54頁参照)が味わえるのもうれしい。
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【この辞典の書籍版説明】
「東京五つ星の中国料理」岸 朝子/選 |
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東京を代表する福臨門、全聚徳、銀座楼蘭、赤坂離宮、横浜中華街を代表する聘珍楼、萬珍樓、招福門など、素材と伝統の技が冴える中国料理の老舗、名店を岸朝子が厳選。いまだかつてなき中国料理店ガイドブック。 |
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出版社:
東京五つ星の中国料理[link] |