【5つ星駅弁空弁】和歌山県 > 新宮駅
さんま鮨
【さんまずし】

熊野灘産サンマを寿司にした、紀伊半島の、郷土料理駅弁

サンマと言えば三陸や銚子が有名だが、12月頃には寒流にのって熊野灘まで南下。南紀では古くから、このサンマを使った郷土料理がある。「鉄砲寿司」と呼ぶ姿寿司だ。その郷土の味を、昭和32年に駅弁として売り出したのがこのさんま鮨。以来、50年以上のロングセラーを誇る、新宮駅の名物である。
背開きにしたサンマ一尾を棒寿司風に押したもので、駅弁には一口サイズにカットしたものが入る。脂ののったサンマは、寿司にするとしつこすぎるが、熊野灘産は流れにもまれて余分な脂が落ち、寿司ダネには絶好なのだという。あっさりとして風味のいいこの寿司は、南紀だからこそ生まれたと言える。
【問い合わせ先】
丸新(まるしん)
電話:0735-22-8181
住所:和歌山県新宮市徐福2-1-30
【買える場所】
新宮駅(ホーム売店、駅前店舗)、紀伊勝浦駅、熊野市駅/通年販売
価格:630円(最新価格はご確認ください)
![]() | 東京書籍 (著:小林しのぶ) 「5つ星の駅弁空弁」 JLogosID : 8567392 |